工法紹介 INDUSTRIAL METHOD

ラスモルタル外壁の剥落防止工法 タケモル・ラスモルタル補強工法

タケモル・ラスモルタル補強工法とは

ラスモルタル壁はラス網などが簡単な接合具で下地に留め付けられています。柔構造である木造、鉄骨造外壁に取り付けられた剛体であるモルタルが大きな地震動を受けると、外壁からモルタルが剥落することがあります。モルタルの剥落は建物耐力の急激な低下や、体育館では災害時に避難所としての機能を果たせなくなります。タケモル・ラスモルタル補強工法は、実験によりラスモルタル壁が剥落しないことを確認した、ラスモルタル外壁の剥落防止工法です。

工法の特長

 ラスモルタルのひび割れ、剥落を防止し建物を火災類焼から守る
  
 既存塗膜の局部除去による湿分の放出と改修層との接着力向上
  
 タケモルTM-100とタケモルネットでラスモルタル層を強固に補強
  
 平滑な塗装下地の形成と長期にわたる美観の維持
  
 地震時におけるラスモルタルの剥落の危険が減少する
  
 全国の組合員による責任施工体制と第三者損害保険の適用

施工手順

(画像をクリックすると大きく表示されます。)

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バイオハクリREによる
既存塗膜の除去
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座掘カップによる座掘り
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ビスの揉み込み
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埋戻し
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全面水洗いの後、
タケモルフィラーの塗布
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タケモルTM-100塗付けと
タケモルネット伏せ込み

※バイオハクリREが使用できない場合はサンディングによる既存塗膜の除去

施工断面図

図

使用材料

タケモルフィラー

超薄塗タイプのSBR系セメントフィラーで、種々の下地材とタケモルTM-100との仲介接着剤として効果を発揮します。また、鉄筋の防錆や下地の硬度アップにも使用できます。

ガードピン
タケモルTM-100

SBRを用いたポリマーセメントモルタルで、タケモルネットの伏せ込みが容易にできます。またSBRの効果で長期にわたってアルカリ性を保持し、更にアルカリ雰囲気においても長期にわたってガラス繊維製ネットが健全であることが確認されています。

ジャピナエポ
タケモルネット

SBRをコーティングしたしたガラス繊維製ネットで、絡み編みという手法によりほつれにくく、作業性のよいネットです。タケモルネットを芯材にすることでモルタル層に板状性が生じ、平滑な下地調整層が得られ、タケモルTM-100の所定厚の確保が容易になります。

タケモルフィラー
バイオハクリ RE

既存仕上げ塗膜の剥離剤で、旧塗膜を溶解させるのではなく軟化させる事で剥離する、新しいタイプの剥離剤です。
作業環境汚染がなく、安全衛生面の改善、作業生産性が飛躍的に向上します。

タケモルTM-100
TMドリルビス

タケモル・ラスモルタル補強工法に使用するドリルビスで、ステンレスSUS410鋼より出来ています。TMワッシャーとの併用により、鉄骨造建築物のラスシートモルタル外壁の剥落を防止します。異種鋼材と接することで発生する電蝕を防止する表面処理がされています。

TMドリルビス
TM木ビス

タケモル・ラスモルタル補強工法に使用する木ビスで、ステンレスSUS410鋼より出来ています。TMワッシャーとの併用により、木造建築物のラスモルタル外壁の剥落を防止します。モルタルに接する箇所はネジ切りがないため、強度が増しています。

TM木ビス
座掘カップ®

ディスクグライダーに装着して使用します。ビス穴をガイドとして中心に直径50mmの平滑な円形溝に削ることができるため、座金との密着性が上がり、モルタル保持力が向上しています。

座掘カップ®
施工実績ギャラリー
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