VSF工法は、快適な居住環境を目指す新湿式通気外断熱工法です。そのシステムは、タケモルピンネット工法の実績と寒冷地での経験から生まれ、通気性、安全性、意匠性を備えた外断熱工法です。
ベンチレーション金物とVS-Fによるベンチレーション効果 | |
VS-Fに施されたスリット加工による結露水の自然排出 | |
断熱材のスリット加工による接着力の向上 | |
自由な仕上げ塗材の選択 |
躯体表層部の高温・高圧から外壁を守る工法に使用される金物です(外壁ベンチレーションシステム)。この金物をVSF工法に応用することで、シンプル且つ簡便な施行性と、確実なベンチレーション効果が期待できます。
様々な断熱材厚(50~100mm)の納まりに対応できます。
VS-Fは透湿性と防水性に優れたビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)を使用し、1枚あたりに25本の縦スリットと2本の横スリットの加工を両面に施しています。これらのスリットは幅2mmという細かさで、気候変化による排気効果を実現しました。幅の大きなスリットでは断熱性を損ないますが、VS-Fにはその心配がありません。また、外断熱に適性な20kg品としました。
超薄塗タイプのSBR系セメントフィラーで、種々の下地材とタケモルTM-100との仲介接着剤として効果を発揮します。また、鉄筋の防錆や下地の硬度アップ目的にも使用できます。
SBRを用いたポリマーセメントモルタルで、タケモルネットの伏せ込みが容易にできます。またSBRの効果で長期にわたってアルカリ性を保持し、更にアルカリ雰囲気においても長期にわたってガラス繊維製ネットが健全であることが確認されています。
施工面にタケモルフィラーを前処理します。断熱材の施工面にジャピナ指定モルタルを大きめのクシ目コテで全面塗り付け圧着貼りします。断熱材はスリット縦方向とします。ジャピナ指定モルタルの適性な接着力を得る目的で平ワッシャーをつけて断熱材を固定させます。アンカー頭は断熱材面より出さないように打込みます。
VSF工法の納まり金物VS-L I 及びVS-L II の組み合わせによりVSF工法の施工が容易にでき、見映えが良い仕上がりになります。外断熱の端部やサッシ取り合い部などは現場の状況により指定金物またはネット貼りで収めることとなります。
基礎廻り納まり | パラペット部納まり |